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前立腺がんについて

前立腺がんの分類(病期と悪性度)

前立腺がんの治療方針を決定するときには、がんの進行の程度や悪性度を評価するための分類が用いられます。病期は、がんの広がりの程度(進行度)や前立腺以外の組織への転移の有無などに基づき決定され、その分類法にはいくつか種類がありますが、ここでは一般的によく用いられる「TNM分類」をご紹介します。
TNM分類は、前立腺がんを「T:がんの広がり」、「N:所属リンパ節への転移の有無」、「M:遠隔転移の有無」の3つの要素で評価します(表1)。所属リンパ節とは、前立腺からのリンパ液が流れている前立腺周囲のリンパ節のことです。また、遠隔転移とは、前立腺から離れた組織(骨、肺、肝臓など)やリンパ節へがんが転移していることを意味します。

表1 TNM分類

表1 TNM分類
  • 前立腺がん取扱い規約 第4版, 金原出版, 2010. を参考に作成

例えば、前立腺の被膜をこえてがんが広がっているが、リンパ節転移・遠隔転移がない場合は、「T3N0M0」と表記されます。
また、病期はTNM分類などに基づき、以下のようにⅠ~Ⅳ期の4つに分類されることもあります(表2)。

表2 病期分類(Ⅰ~Ⅳ期)

表2 病期分類(Ⅰ~Ⅳ期)
  • 前立腺がん取扱い規約 第4版, 金原出版, 2010. を参考に作成

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