あなたは患者さんならびにご家族の方ですか?

当医薬品情報サイト アーリーダ.jpは、
弊社の前立腺がん治療薬「アーリーダ®錠60mg」を
正しく理解・使用していただくための情報サイトです。
患者さんとそのご家族の方へ、前立腺がんを理解し、
快適な生活を送るための情報提供を目的としております。

一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

前立腺がんについて

組織学的分類(グリーソンスコア)

組織学的分類は、がん細胞の特徴からがんの悪性度を表した分類のことです。悪性度とは、がん細胞の増殖、転移、再発のしやすさの程度を表したもので、前立腺がんでは「グリーソンスコア」が広く使用されています。グリーソンスコアは、2から10までの9段階で、数字が大きいほど悪性度が高いことを示します。
グリーソンスコアを判定するためには、顕微鏡で前立腺がん細胞の構造パターンを観察します。前立腺がん細胞の構造は一様ではないため、正常な前立腺細胞の構造に近いパターンは1点、悪性度が最も高いパターンは5点として、がん細胞全体を5段階で評価していきます(図)。そして、観察したがん細胞のパターンのうち、占める面積が最も大きいものと2番目に大きいものの2つの点数を合計します。この合計スコアがグリーソンスコアです。前立腺がんはグリーソンスコアに基づき、5つのグレードグループに分けられます(表)。

図 グリーソンスコア

図 グリーソンスコア

表 グレードグループ分類

グレードグループ グリーソンスコア 特徴
  • グループ1
  • 3+3=6以下
  • PSA再発は少ない。
    ほとんど転移しない。
  • グループ2
  • 3+4=7
  • 時にPSA再発する。
    ほとんど転移しない。
  • グループ3
  • 4+3=7
  • PSA再発がやや多い。
    まれに転移を生じる。
  • グループ4
  • 4+4=8
    (3+5=8、5+3=8)
  • PSA再発が多い。
    時に転移を生じる。
  • グループ5
  • 5+4=9、4+5=9、5+5=10
  • PSA再発が最も多い。
    転移を生じることも少なくない。
  • 市川智彦, 鈴木啓悦, 小宮顕 編. 前立腺癌のすべて 第4版, メジカルビュー社, 2019.より引用